前回の更新から少しあいてしまいましたが続編です。
断熱材を入れ終わり、いよいよ板を張っていきます。
そうそう、その前にひとつ訂正がありまして、タイトルに「セルフで〜」って書いてあるのですが、これウソになってしまいました。
いや、最初はね本当にセルフでやるつもりだったんですよ。
でもね、なんと谷田部建築の谷田部さんとその息子さんが手伝いに来てくださったんです。だからもうDIYとは言えない感じになっていますが、そこのところはどうかご容赦を。
タイベックを張る
さて、前回の記事で断熱材を張るところまで書きました。続いてその上にタイベックを張っていきます。
タイベックというのはアメリカのデュポン社が開発した高密度ポリエチレン不織布で、建築の現場ではよく使われているもの。透湿性、防水性に優れています。
タッカーで梁に固定していくのですが、たわまないように張るのはなかなか難しい。何度か張り直したりしつつ、なんとか全面に張り終えました。(作業に集中していたため写真を撮り忘れてしまいました)
胴縁を打ち付け杉板を張る
続いて、杉板を張るための下地材、胴縁を打ち付けていきます。間隔が均等、平行になるように注意しつつ。
コンプレッサーで釘を打つ釘打ち機があると圧倒的に作業スピードが上がります。これを金槌でやるとなると相当に大変。今回は谷田部さんに借りることができたので助かりました。
いよいよ杉板を張っていきます。
先ほどの胴縁のところに釘を打って固定。
梁のところがかなり難しいと思われます。梁の形にカットしてできるだけ隙間が開かないように加工するのですが、これは素人の僕にはとても無理。
谷田部さんの熟練の技でもって綺麗にカットされた杉板は、梁のカーブにピッタリ!職人ってすごい。
それにしても最初は全部1人でやろうとしていたわけですから、これを無謀と言わずして何と言おうかってことですね。
ビフォーアフター
施工の前後の写真を比べてみると。
正直なところ雰囲気という点では以前の方がいいと思います。しかし快適性という点では比べるべくもなく。
板の色が変わり部屋の中も少し明るい印象になりました。
まとめ
今回6日間に渡って作業してきたわけですが、やってみて実際どうだったのか、気づいたことなどまとめてみようと思います。
断熱性は確実に上がった
やはり屋根の熱損失はかなり大きかったようです。
これまでは薪ストーブ、石油ストーブ2台、エアコン、ホットカーペットをフル活用していたわが家。それでも決して暖かいとは言えないような状態でした。室温が20度を超えることはなく、朝起きると1階リビングは7〜8度まで低下。
今では薪ストーブの熱だけで十分に暖かく、2階はTシャツ1枚でいられるほどに。朝になっても室温2桁台を余裕でキープしています。きっと光熱費もかなり変わってくることでしょう。
外観からもその効果を確認することができました。
断熱材を入れる前は、少し雪が降ったくらいでは積もることがなかったわが家の屋根。室内の熱で屋根が暖かかったんですね。それが今ではしっかりと雪が残るようになりました。
首が疲れる
どうしても見上げる形で作業する時間が多くなるので、首が結構疲れました。
人間、上を向いて生きていくのはとてもいいことですが、実際には頸椎にめちゃくちゃ負担がかかるので、やめた方がいいことがわかりました。
特に僕は何かに熱中すると食事もせずノンストップでやり続ける性格なので、疲れが溜まりやすいみたい。適度に休憩を取らなくてはいけませんねぇ。
もう春も近づき薪ストーブの季節も終わりになりそうですが、断熱材の効果は夏の暑さにも効いてくると思うので、今年の夏は涼しい部屋で快適に過ごせるのではないかと今から期待しています。
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