妻が養蜂をしたいと言い出したのは昨年のこと。
基本的には虫が嫌いな妻ですが、かわいい虫とそうでない虫の基準があるようで、ミツバチは前者にあたります。
そんな選ばれし虫であるミツバチを飼育し、自家製ハチミツを味わいたいという壮大な計画。
分蜂
ミツバチは春から夏にかけての時期に分蜂といって、新しい巣を作るために集団で引っ越す習性があります。
この時期に巣箱を設置してミツバチがやってくるのを待つことになるので、何はともあれ巣箱を手に入れないことには始まりません。
ネットで調べてみると「週末養蜂スタートキット」なるものがあり、試しに買ってみることにしたのでした。
家の近くに設置して楽しみに待っていたのですが、残念ながら昨年はやってこず。
ポタジェガーデンには花もたくさん植えてあり、少ないながらもミツバチの姿も目にするので、可能性はあると思うんですが、巣を作ってくれるがどうかは運次第なところもあるようです。
今年もダメかも……。
この記事を書いているのが5月下旬。3月下旬頃から設置していますが、今のところミツバチをお迎えできていません。分蜂の時期を逃すと捕獲できる可能性はガクッと減るとのこと。
う〜ん、今年も厳しいかもしれませんねぇ。
とはいえ、夏になってから捕獲したという例もあるようなので、巣箱は撤去せずもうちょっと粘ってみようかと思います。
捕獲のポイント
一度も捕獲したことのない僕が言うのもなんですが、一応捕獲するためのコツを調べたので書いておきます。
巣箱をできるだけたくさん設置する
当たり前ですが、巣箱は多ければ多いほど捕獲できる可能性が上がります。ただ、近い場所に置いてもあまり効果がないので、少なくとも数百メートルの間隔を開けて設置するのが効果的。
まあこの時点で結構敷居が高いですねぇ。そんなに土地持ってないよって人がほとんどなのでは。
友人や親戚など、協力してくれる人を探して設置してもらうのがいいかも。
ミツバチが好む巣箱の設計
ミツバチの天敵はスズメバチ。巣の入り口は「ミツバチは通れるけどスズメバチは通れない」という絶妙な大きさにします。最初はよく分からないと思うので、前述したような既製品の巣箱を購入するのもいいと思います。
それを参考に自作するのが成功への近道。(と、いまだ成功したことがない僕が言ってみる)
巣箱の中に蜜蝋を塗っておくのもポイント。
キンリョウヘンを巣の近くに置く
キンリョウヘンというのはランの一種で、ニホンミツバチはこの花に誘引される性質があるとのこと。
巣箱の近くにキンリョウヘンを置いておくと、ニホンミツバチがやってくる可能性が高まります。
わが家で購入した週末養蜂スタートキットには、キンリョウヘンに含まれる成分を化学的に合成した「待ち箱ルアー」なるアイテムが付属していました。
気長に待つ
やれるだけのことをやったら、あとは来てくれるのを信じて待つのみ。
もちろんミツバチを捕獲できたら最高ですが、もし結果的にダメだったとしても「ワクワクしながら待つ」という、ちょっとした楽しみを生活の中に得ることができる。それだけでも巣箱を設置する価値はあるのかなと思います。
わが家もその日を夢見て気長に待つことにします。
家の軒を利用して、単管パイプで薪棚(幅4✕高2✕奥行0.5)を作った事があるのですが、今回は敷地内に屋根をつけ奥行を倍にしたようなものをと思い、こちらのホームページにたどり着きました。
ほとんどこのままで作ろうと思うほど参考になるものですね。利用させていただきます。
養蜂、私も軽井沢で今年初めて行いました。
でも、残念ながら、探索蜂は来ても本隊は来なかったので、来年に再チャレンジです。
お互いに、良い2021年が来ればいいですね。