先日の神戸大阪旅行で立ち寄った『UCC珈琲博物館』で初体験したコーヒー豆の焙煎。2~3日おいた方が味が安定するとのことだったので、それを待って飲んでみました。
なんだか以前お茶摘み体験をしたときのことを思い出します。摘み取った茶葉をひたすら手で揉んで細く細くしていくんだけど、そうしてできあがったお茶っ葉はだんだんと黒ずんできて、「おまえは茶葉なのか手垢なのか」って感じになったっけ。
でもそんな見た目とは裏腹に、飲んでみるととってもまろやかで美味しかったのを覚えています。
今回のコーヒーもどんな味がするのかワクワクする。
せっかくなのでハンドドリップで淹れてみます。
温度計がないのでそこはカンで。
沸騰したお湯を火から下ろして少しおいて、ちょっとだけ温度を下がるのを待つ。
まずは蒸らし。
おぉ!膨らむ膨らむ。
豆が膨らむのは新鮮な証。いい香りが部屋中に広がる。
美味しくなあれと念じながら、ゆっくりと淹れていきます。
そしてできあがったコーヒーがこちら。
心なしかSHOZOのゾウもいつもよりノリノリなように見える。
どれどれ。
いろんな味のある人間。非常に難しいニュアンスである。
魅力がたくさんあるとも取れるけど、一方で一貫性がないとも取れるわけで。
ニヤリとした妻の表情からはそれ以上読み取ることはできない。
僕はそのいろんな味のするコーヒーを静かに啜るのであった。
(ちなみに日が経つにつれて、少しずつ角が取れ、よりまろやかになってきました。その辺も人間のよう)