11月の初雪。『えんとつ町のプペル展』に行くかゴロゴロするか。

11月の初雪

都心で11月に雪が降るのは1962年以来54年ぶりだそうで、朝起きたらわが家の周りも真っ白でした。
こりゃいかんと、たっぷり残った熾きから火を起こし、薪ストーブの前でこうしてブログを書いています。

本当は見に行きたい個展があったんだけど、超寒がりな僕らが個展より家でゴロンとしている方を選ぶってのは自然の理なワケです。

その個展というのは、お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣が書いた絵本『えんとつ町のプペル』を題材にしたもので、僕も最初はご多分に漏れず「どうせ芸人が片手間に描いた絵本でしょ」くらいにしか思ってなかったんだけど、ネットで調べてみたら「すげーー!」って感動してしまい、「こりゃ行くしかないべ」と思ったんだけど、その想いはこの雪の前にあっさりと消え去ったのでした。
だって寒いし。

芸人としての西野亮廣しか知らなかったけど、この人いろいろなことやっているのね。
著書の『魔法のコンパス』を読んでみたら、その考え方にすごく共感できるところが多くて、個人的に最近その動向が気になる人物の一人です。

たとえばこういうとこ。
ハロウィンの時に渋谷の街がコスプレした人たちで溢れかえるのが話題になりましたよね。その翌日、街中ゴミだらけになっちゃうのが問題になってたみたいで、当然「マナーがなってない!」とか批判する人も出るわけだけど、西野氏は「だったらゴミがないと盛り上がらないイベントを作ればいい」と、コスプレしてゴミを拾うイベントを企画。そのゴミでアート作品を作ったりしたそうです。結果、渋谷の街はハロウィンの翌朝が1年で最もきれいだったと言われたそうです。

こういう発想ってとても大事だと思う。
マイナスなことを消そう消そうとするんじゃなくて、逆にそれを利用しちゃおうって発想。向かい風でも進む力に変えるヨットのような。どんなことも自分のとらえ方次第なんだなと。

そういえば僕も、鬼怒川の洪水で畑の土が流されて大きなくぼみができてしまったときに、土を持ってきて埋めなきゃという親に対して「これを利用して湖を作ろう」と言ってたっけ。(結局実現はしなかったけど)

いなっちょ
俺と西野亮廣は考え方が似てるな
と呟いたら、妻が
アイちゃん
(はぁ?)
みたいな顔でこちらを見てる。とても共感しているようです。

『えんとつ町のプペル展』はSEZON ART GALLERYで11月30日までやっていて入場料無料なので、興味のある人はぜひ。

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一生モノという言葉にめっぽう弱い、クルマとキャンプ道具が好きな趣味に生きる男。 フォトグラファーやってます。 映画やテレビのロケに使えるくらいかわいい家を建てて、妻を三浦春馬に会わせてあげたい。