わが家は築60年ほどの納屋をリノベーションしたもので、上の写真のように、梁や屋根の杉皮など、当時の雰囲気を残したままにしてあります。
たしかに雰囲気はとてもいいのですが、現代の高気密住宅のような断熱性は兼ね備えていません。つまりは夏暑くて冬寒い。そういうことです。
こういう家に住みたいと思っていた時から、快適性はあまり求めていないつもりでした。
でも忘れていたんです。
僕らは超寒がり(ついでに暑がり)であるということを!
前世はきっと変温動物だったのでしょう。寒い日の朝は布団から出ることがとても難しい。
屋根の断熱性を高めることにした。
そこで、自分たちで屋根に断熱材を入れることにしました。垂木や杉皮は見えなくなってしまいますが、そこは仕方がありません。
早速ホームセンターに行って材料の下見をしてきました。
断熱材の種類
一口に断熱材といっても様々な種類があるようです。大きく分けると以下の2つ。
- 繊維系断熱材(繊維の間に空気を閉じ込めて断熱する)
- 発泡プラスチック系断熱材(プラスチックの中に細かい気泡を閉じ込め断熱する)
それぞれにメリットデメリットがあるようですが、今回は予算が限られているのと、素人工事ということあって、安くて扱いやすいというのが選ぶポイントになりそうです。
もっとも一般的なのは繊維系断熱材のグラスウール。
メリットはなんといっても安価であること。また、ガラス繊維なので害虫被害や火災に強いです。
デメリットは湿気に弱いということ。濡れてしまうと水の重みでグラスウールが潰れてしまい、断熱性能が低下してしまいます。
あとは施工の仕方によって性能にだいぶ差が出てしまうようですね。防湿をしっかりしないとカビの温床になったりもするみたい。
DIY系のブログを読んでいると、発泡プラスチック系のスタイロフォームというものも結構使われているようです。
メリットはこちらもグラスウール同様安価(グラスウールよりは高い)であること。また、カッターなどで簡単に切断できるので加工もしやすい。
デメリットは燃えやすいことと、シロアリ被害にあうこともあるようです。
選んだのはスタイロフォーム
検討した結果、グラスウールをきちんと施工するのは素人には難しいのではないかとの結論に達し、スタイロフォームを採用することに決めました。
燃えやすいのはちょっと気になりますが、そもそも無垢材をふんだんに使っているわが家、屋根だけ燃えにくくても意味ないでしょうきっと。煙突周りだけ気をつければ大丈夫だと思います。
垂木の間に詰める
垂木の間隔と同じ幅に切ったスタイロフォームを詰めていき、最後に板を張るというシンプルな方法でやってみようと思います。というか、難しいことはできないと思うので他に選択肢はないのだ。
スタイロフォームの厚さは40mmがちょうど良さそうです。近所のホームセンターでは、910×1820のものが1枚1380円でした。
予想では35枚くらい必要になりそう。約5万円。
その上に張る板が思ったより高くて、合計すると10万円は超えてしまいそうです。
さて、どうなることやら。
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