10月に入ってInstagramなどでも薪ストーブの写真がちらほらアップされるようになってきて、あ、そういえばウチはまだ煙突掃除してなかったっけと思い出し、重い腰を上げてやってみることにしました。
昨年はグッドリッチストーブさんにお願いしてやってもらったんだけど、今年は自分でやってみようと道具も購入しました。
▼昨年の煙突掃除の記事
薪ストーブ『シェルバーン』のメンテナンスを『Goodrich stoves』に依頼してみた
▼こちらの薪ストーブメンテナンスさんのオリジナルワイヤーブラシセットを購入
http://www.stovemain.com/
サイズがいくつかあるので気をつけましょう。わが家の薪ストーブ、ハースストーンのシェルバーンの煙突径は6インチ。あと、煙突の長さがどのくらいなのか測っておきましょう。ロッドは1本1m。
手順
まずはストーブの周りに新聞紙などを敷いて床が汚れないように養生します。
天板を固定しているボルトに潤滑油を吹きかけておくといいです。シェルバーンのボルトは炉内手前に2ヶ所と本体背面に2ヶ所の計4ヶ所。
次にストーブ本体とダブルウォール煙突の間の部分、伸び縮みするシングルウォールの部分を外します。
ドライバーで3ヶ所ネジを外します。
上の部分はパッチンで留まっているだけなので簡単。これでシングル部分を外すことができます。ススが落ちないようにそーっとね。
新聞紙をこんな感じで貼っておきます。これは何のためかというと、屋根の上からブラシを下ろして行った時に、行き過ぎて袋を突き破らないようにするためです。まあ気をつけてやれば無くてもいいけど、備えあれば憂いなしってことで。
新聞紙ごとゴミ袋で覆います。これ、しっかり隙間なくテープで留めたほうがいいです。僕はちょっと雑だったみたいで、ススが舞うことになったので。
ちなみにこの脚立の立て方は大変危険なので、伸ばして立てかけたほうがいいんじゃないかと思います。それからサンダルはダメでしょうな。(履き替えました)
言うまでもないけど、落ちたら最悪死ぬ可能性もあるので気をつけましょうね。ヘルメットがあるならかぶったほうがいいね。
煙突トップを外します。これもパッチンで留まってるだけ。
それにしても壁についてる蜘蛛の巣か何かが気持ち悪いなぁ。掃除しなくちゃ。
トップ部分をゴシゴシ。
完璧にキレイにするなら分解してやった方がいいと思う。面倒だったのでそのままやりましたけど。先曲がりのブラシを使えば結構キレイになりますよ。
超絶真剣な眼差し。煙突掃除の鬼がいました。
いよいよワイヤーブラシの出番です。ロッドを継ぎ足しながら煙突の中に挿入していきます。
この時に注意しなくてはならないのが、ロッドを回転させる時は時計回りにするってことです。反時計回りにすると煙突の中でロッドが外れ、かなり残念なことになります。
たくさんススが溜まってました。ススの状態で薪の乾燥が十分だったか、焚き方に問題はなかったかなどのチェックができます。サラサラの細かいススだったらオッケー。
天板を外すとこんな感じ。写真中央の白いところはバッフルプレート。これ結構脆い感じなので、強い衝撃を加えないように注意ですね。
ススがたくさんついてますね。ブラシでこすりつつ、掃除機で吸い取っていきます。シェルバーンは本当にお手入れの簡単な機種で、基本的にはこれだけでもうオッケー。
キレイにしたらあとは元どおりに組み付けて終了なんだけど、ここで一手間。高温にさらされる天板のネジの部分に、焼き付き防止剤を塗っておきます。次回メンテナンスする時に焼き付いて外せなくなるとやっかいですからね。
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ネジはあまりきつく締める必要はないと思います。
ラチェットとかで目一杯締めちゃうと、来シーズン取れなくなりそう。
あと見ての通りネジがやたら長いので、ディープソケットが必要になります。10mmのディープソケットはガレージにあったんだけど、シェルバーンは11mmでした……。
まとめ
昨年プロの仕事を見て勉強したからってのもありますが、やり方さえ知っていれば自分でも十分できますね。
とはいえ僕は今後も何回かに1回はプロのストーブ屋さんに頼もうかと思っています。掃除だけじゃなくて、ストーブのコンディションを調べてもらったり、もし異常があった場合に対応してもらえるのはやっぱり安心ですからね。
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