昔の農家には牛やヤギ、ニワトリなどの家畜がいて、人間の仕事をいろいろと手伝ってもらったり、卵や乳を得たりしていました。父が子供の頃はわが家でも飼っていたそう。
かわいがることが目的のペットとは違った付き合い方があったわけです。
とはいえ現実問題、牛やヤギを今から飼おうと思ったら結構大変。(ヤギはいつか飼いたいけど)
もっと身近に役に立ってくれる動物はいないものか……。
うさぎの食べ残し問題
わが家にはノエルという茶色いうさぎがいます。ミニレッキスという毛がふわふわの品種で、とってもかわいいのであります。
うさぎの主食はチモシーというイネ科の植物なのですが、ただの草の割には値段が結構高くて、わが家で購入している物は3kgで3,000円ちょっと。これがだいたい3週間くらいで無くなります。
その他にもペレットという粒々のエサも与えなくてはならないので、割と費用がかかるのです。毎月エサ代だけで4~5,000円くらいはかかっているんじゃないでしょうか。
悲しいのが、このまあまあ高いチモシーをなかなかの割合で食べ残すんですよ。美味しい部分とそうじゃない部分があるみたいで、1/3~半分くらいは残します。
こんな北京ダックみたいな食べ方されたんじゃたまったもんじゃない(いや、身の部分をどうしてるのか知らんけど)
この食べ残したチモシー、どうにかならんもんか。
食べ残しのチモシーの有効活用
これまでは基本的に捨てていた食べ残しのチモシー。でもこれってポタジェガーデンの敷き藁として使えるのでは。
敷き藁というのは、雑草防止、乾燥防止、土壌の保温などの目的で植物の周りに敷くもの。「マルチング」と呼ばれるものです。
しかも、敷き藁のマルチにはビニールのマルチにはない効果があります。藁に付いている放線菌が土の中の有機物を分解し、抗生物質を生産することにより、いい土を作ってくれるというのです。
チモシーを使わない手はない!
早速バジルの周りに敷いてみました。
泥の跳ね返りも防げるので、葉が汚れにくくなり、病気を予防してくれる効果もあります。
フンの有効活用
毎日大量にするフン。これが良い肥料になります。
肥料の三大要素は窒素、リン、カリウム。
うさぎのフンには特に窒素とリンが多く含まれています。もちろん化学肥料ほどではないでしょうが、安心安全な有機肥料になるというのだから、捨てるのはもったいないですね。
そのまま撒くよりは、一度発酵させてから使ったほうが良いようです。なぜならフンが発酵する際に出るガスや熱によって、根が焼けてしまう心配があるから。
ポタジェガーデンの端にフンを集める場所を作ってみました。
堆肥作りというと、以前コンポスターを使って挑戦した時に、虫が湧いてえらいことになった苦い思い出があるので、うまくいくかちょっと心配ではあるけれど。
雑草や剪定した植物の有効活用
うさぎのフンや食べ残しのチモシーですくすくと育ったハーブや野菜たち。特に葉を収穫するハーブは、収穫量を増やす目的で剪定したりしますが、その際に食べきれないものはうさぎに食べてもらいましょう。
うさぎのフンで育った野菜を食べて、そのフンでまた野菜が美味しく育つ。
やっかいな雑草もうさぎにとっては食料になります。
なんでもあげていいわけではないので注意は必要ですが。
ハコベ、ナズナ、タンポポ、オオバコ、シロツメクサなどはあげても大丈夫です。虫が付いていたりするので、よく洗ってからあげること。
まとめ
うさぎを飼っていて家庭菜園にも興味があるならば、ペットと飼い主という関係から、ガーデニングのパートナーという関係になれるはず。
化学肥料が必ずしも悪いとは思いませんが、せっかくうさぎを飼っているのなら、それを最大限活用するのもいいのではないでしょうか。
いなっちょさん ご無沙汰です。
いつも いなっちょさんのブログに癒やされております。
Damselさん、こんにちは!
気がつかずに、お返事が大変遅くなってしまいました。すみません。
暑い日が続いていますが、お変わりありませんか?
このブログが少しでも癒しになっているのであれば、これはもうとても嬉しいです!
初めまして〜
日曜の朝っぱらから「うさぎの糞」についてググっていたら、こちらにヒットしました‼️我が家にもうさぎが2匹いて、片方は毎日山盛りのうんちをします以前からうさぎのうんちの効能は聞き齧っていましたので、庭のお花達のお役に立つのなら❣️と土を掘り起こしては埋める毎日。しかし、ブロッコリーの部分を読んで気付きましたそうか…うさぎのうんちには窒素が多いんだ…って事は綺麗な花が咲くんじゃなくて、立派な葉っぱが茂るんだ。そりゃいかん明日から作戦変更です貴重な情報に感謝です。これからも立ち寄らせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
ps我が家のうさ’sはネザーです。